大ブームから40年、旧広尾線幸福駅改築へ 廃線後も途絶えぬ客(朝日新聞デジタルH250831から)

大ブームから40年、旧広尾線幸福駅改築へ 廃線後も途絶えぬ客(朝日新聞デジタルH250831から)

旧国鉄広尾線の幸福駅が改築ですか。「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで1大ブームになったのはいつのことだったでしょうか。むかしむかし、私も行きましたし、切符も持っています。その後も訪れる人は多かったのですね。それにしても、あの建物がよく今まで残されていたものだと。今までのイメージを損なわずに改築し、多くの方の心に残る場所として維持されるといいですね。

以下 朝日新聞デジタル 2013年08月31日13時03分から転載させていただきます。

大ブームから40年、幸福駅改築へ 廃線後も途絶えぬ客 

【島田賢一郎】愛の国から幸福へ――。そんなうたい文句で大ブームとなった、北海道帯広市の旧国鉄広尾線「幸福駅」の駅舎が、老朽化で改築されることになった。広尾線は26年前に廃止されたが、その後も観光客は絶えず、駅舎の壁や天井は訪問者の名刺や切符で埋め尽くされている。独特の光景とも、いったんお別れだ。

趣を残して生まれ変わる幸福駅。外壁にも名刺類が張られている=8月29日、北海道帯広市幸福町
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 広さ20平方メートルほどの駅舎に足を踏み入れると、まるでお札(ふだ)のように、名刺や写真、切符、期限切れの定期券が画びょうやピンでびっしりと留められている。よく見ると、恋愛成就を願う言葉や「かわいい子どもが生まれますように」「家族が健康でありますように」などと願いを込めたメッセージが添えられたものも。

名刺などで壁や天井が埋め尽くされた幸福駅=8月29日、北海道帯広市幸福町
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 「皆さんの様々な思いや願いが詰まっているんですね」。29日、家族旅行で立ち寄ったという名古屋市東区の大学生石川友貴さん(21)と両親は、感慨深げに見つめていた。

 駅舎は、幸福駅ができた1956年から使われてきた。今からちょうど40年前の73年に放送されたNHKのテレビ番組「新日本紀行」で、2駅隣の愛国駅(帯広市)とともに紹介され、全国にブームを巻き起こした。愛国駅から幸福駅行きの切符が大ヒットし、78年5月までに、1千万枚も売れた。

 民営化目前に広尾線は廃止されたが、いつからともなく、訪れた記念として壁や天井に名刺などを留めて帰る人が出始めたという。幾重にも下がるその数は「想像もつかない」(市観光課)ほどに。長年の積み重ねによってつくられた光景は、全国区の名物だ。

 夏場にはカップル向けのウエディング体験イベントが開かれ、2008年には静岡市のNPO法人が「恋人の聖地」に認定。昨年度は約17万5千人が訪れ、今も地域の一大観光スポットである。しかし、駅舎は建築から半世紀を超え、倒壊しかねない状態が続いていた。駅舎を所有する地元の幸福町内会が事故を心配して帯広市に要望。市が寄付を受けて、市の事業として改築することを決めた。周辺整備も含めて、3300万円の事業費をかける。

整備後の幸福駅と周辺のイメージ図
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 町内会長の水口義博さん(54)は「みんなが駅舎に愛着を持ち、寂しさはあるが、ここまで事故無くこられてよかった」と話す。

 工事は9月2日に始まり、11月上旬に完成の予定。新駅舎には古い駅舎や古民家の古材を再利用し、現駅舎の趣を残す計画だ。名刺類はすべて取り除き、1年ほど保管した後、処分する方針。新駅舎でも名刺などを張れるようにするという。

 市観光課は「再び自然発生的に、名刺などを残す人が出てくると思う。観光客の思い出に残る場所となるように整備したい」としている。

旧幸福駅の周辺地図
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以上 朝日新聞デジタル 2013年08月31日13時03分から転載させていただきました。

履歴
2013年09月01日 作成

by fureshima2223 | 2013-09-01 08:25 | 徒然なるままに | Comments(0)
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舞台探訪と地域紹介、主な内容は富山県・石川県・長野県と小諸市飯能市郡山市の舞台ですが、他の地域にも出かけるかもしれません。


by fureshima2223
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